高脂血症
みなさんは、職場で健康診断を行っておられますか。
主婦の方やおとしよりの方は住んでおられる地域の健康診断があるのではないでしょうか。
健康診断をお受けになって、「高脂血症」とか「高コレステロール血症」とか指摘されたことはありませんか。
「総コレステロール」と「中性脂肪」の正常値を下記にお示しします。
総コレステロール値:130~220mg/dl
中性脂肪値:30~150mg/dl
いかがでしょうか。
正常範囲でしたか。
もし、どちらかが、または両方がたかかったといわれる方。
ぜひ、医療機関で再度検査することをおすすめします。
「高脂血症」とか「高コレステロール血症」は症状がまったくありません。
検査で「異常ですよ。」といわれてもピンとこないと思います。
実際、私も診療していて、内服治療に納得してもらうのに苦労する患者さんは少なくありません。
でも、治療を開始した患者さんの多くが総コレステロール値や中性脂肪値が改善してきます。
コレステロールや中性脂肪が高い家系の方、特に注意が必要です。
ぜひ、近くのお医者さんを受診され、血液をチェックされることをおすすめいたします。
その結果・・・。
正常値だった方は「勝って兜の緒をしめよ」の気持ちが大切です。
今後も定期的に検査をしてみましょう。
残念ながらどちらかが、または両方が高かった方は・・・。
食事内容を改めましょう。
私が考える食事内容について、コレステロールと中性脂肪とに分けてお示ししたいと思います。
下記を、ご覧ください。
-食事に関する注意点はこちら-
また、しっかり食事を管理したのにコレステロールまたは中性脂肪のどちらかが、または両方が高い。血液検査でそのような結果が出た方は内服治療が必要と思われます。
コレステロールと中性脂肪は正常値をキープしておくほうが健康のためによろしいです。
つまり、長期にわたり異常値をキープしている人に比べて動脈硬化が進行する危険が少ないというわけです。
そして、動脈硬化にともなう障害(例:心筋梗塞、脳梗塞など)になる危険度が下がるわけです。
コレステロール、中性脂肪が気になる方は勇気を持って食事管理や内服治療に臨みましょう。
ただ、コレステロールを下げる薬とと中性脂肪を下げる薬はちょっと異なりますので注意が必要です。