ステロイド外用剤
Posted on 2010年12月10日(金) 19:05
みんさんは「ステロイド外用剤」または「ステロイド」という言葉を、一度は耳にされたことがあると思います。どのようにお感じになられましたでしょうか。「大変危険な物質ではないか。」
「ドーピングで失格になる薬剤?」
「副作用があって危ない薬。」
「どんな病気になってもそれだけは使わない。」
「ドーピングで失格になる薬剤?」
「副作用があって危ない薬。」
「どんな病気になってもそれだけは使わない。」
などなど、私も患者さんに、このように訴えられてステロイド外用剤を拒否されたことがあります。
ほんとに、それほど危険な薬なのでしょうか。
ある意味でそれは本当であり、また別の意味ではそうではない。
あいまいな表現ですが、処方する医師の立場からすれば、偽らざる評価ではないでしょうか。
つまり、ステロイド外用剤は必要な薬で、有効な治療手段なのです。
私はリスクも含めて、十分に説明して処方するように努めています。
必要だと思えば、ためらうことなく保護者の方を説得して使ってもらいます。
反面、副作用が全然ないのか、といわれれば・・・。
残念ですが、全然ないといいきることはできません。
しかしながら、当院でもアトピー性皮膚炎の患者さんに処方しています。
当院でステロイド外用剤を処方した症例では、幸い深刻な副作用は経験していません。
ステロイド外用剤を処方する際は、慎重かつ十分な説明のもと、処方することを心がけています。
私個人の意見では、アトピー性皮膚炎に対して、ステロイド外用剤は効果があると考えております。
このことは、多くの専門の医師も同じ意見です。
ステロイド外用剤以外の塗り薬もあります。
お子様用と成人用が発売されています。